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関西の書店員が選んだ4作品が「Re文庫」で復刊、10月17日から111店舗で販売

関西の書店員が選んだ4作品が「Re文庫」で復刊、10月17日から111店舗で販売

「あの本、もう売ってへんの?」と諦めていた関西ゆかりの文庫が、いつもの本屋に帰ってくる。大日本印刷(DNP)の文庫ブランド「Re文庫」が、品切れや重版未定だった関西にまつわる4作品を書店員の推薦で復刊し、2026年10月17日(土)から8つの書店法人の計111店舗で数量限定の販売を順次始める。

書店員の「もう一度売りたい」が出発点

企画の名前は「ご当地文庫リバイバルフェス!2026 in 関西」。DNPが昨年始めた取り組みの第2弾で、「BOOK MEETS NEXT」のイベントとして行う。大阪・京都・兵庫・滋賀・奈良・和歌山にゆかりがあり、いまは入手しにくい文庫を協力出版社から募り、その中から書店員が読者に届けたい作品を選んだ。復刊には、少ない部数から刷れるDNPのデジタル製造技術を使う。

参加するのは大垣書店、文教堂、喜久屋書店、うかいや書店、丸善ジュンク堂書店、紀伊國屋書店、旭屋書店、蔦屋書店。作品によって扱う書店が決まっており、関西以外の一部店舗でも販売する。発売日や在庫は店舗ごとに異なる。

ミステリーからロードノベルまで4作品

麻耶雄嵩『名探偵 木更津悠也』の表紙

麻耶雄嵩『名探偵 木更津悠也』(光文社)は、洋館で資産家が殺された事件など、白い幽霊の出現とともに起こる4つの事件に名探偵と助手が挑む。京都大学出身の著者の作品で、復刊を求める声が多かったという。

柴崎友香『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』の表紙

大阪市出身の柴崎友香による『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』(河出書房新社)は、大阪から東京へ車で向かうカップルと、便乗した男性2人の旅を描く。車内の関西弁の会話も読みどころだ。蔦屋書店だけで扱う。

近藤史恵『青葉の頃は終わった』(光文社)は、大阪郊外のホテルから転落死した女性から、大学時代の仲間に謎のはがきが届くところから始まるミステリーで、丸善ジュンク堂書店限定。

アンソロジー『まほろ市の殺人』の表紙

『まほろ市の殺人』(祥伝社)は、有栖川有栖、我孫子武丸、倉知淳、麻耶雄嵩の4人が架空の街を舞台に四季の事件を書き分けた競作集。京都に縁のある作家を中心にした顔ぶれで、紀伊國屋書店と旭屋書店で販売する。

4作のうち3作は扱う書店が限られるので、目当ての1冊があるなら取り扱い店と在庫を先に問い合わせておくと安心だ。

京都と大阪駅でトークイベント

発売初日の10月17日(土)13時からは、大垣書店二条駅店で麻耶雄嵩のトーク&サイン会がある。聞き手は大垣書店の谷村貴士。Zoomウェビナーでも同時配信するが、チケットはすでに一部完売している。

10月18日(日)14時からは、JR大阪駅5階「時空(とき)の広場」のマルシェイベント「第2回 読の市@大阪」のステージに、梅田の3書店の書店員が登壇し、作品を選んだ理由や復刊の裏側を話す。

商品概要

  • 販売開始:2026年10月17日(土)から順次(数量限定)
  • 『名探偵 木更津悠也』麻耶雄嵩/光文社:税込1,210円(大垣書店、文教堂、喜久屋書店、うかいや書店、丸善ジュンク堂書店、紀伊國屋書店、旭屋書店)
  • 『次の町まで、きみはどんな歌をうたうの?』柴崎友香/河出書房新社:税込1,210円(蔦屋書店限定)
  • 『青葉の頃は終わった』近藤史恵/光文社:税込1,100円(丸善ジュンク堂書店限定)
  • 『まほろ市の殺人』有栖川有栖ほか/祥伝社:税込1,320円(紀伊國屋書店・旭屋書店限定)
  • 麻耶雄嵩トーク&サイン会:10月17日(土)13:00〜(12:45受付)大垣書店二条駅店 https://www.books-ogaki.co.jp/post/70642
  • 読の市ステージイベント:10月18日(日)14:00〜15:00 JR大阪駅5階 時空の広場(入場無料) https://experience-design.jp/yominoichi/event/osaka2610