京都で「ふらっと寄りたい店」が、また一つ増える。本とレコードを扱う「ammel(アンメル)」が、京都・西陣に初めての実店舗を構え、2026年10月11日(日)から13日(火)までの3日間プレオープンする。これまで約2年間、オンラインショップと京都・河原町周辺でのポップアップ出店を続け、国内外にファンを広げてきた店だ。
職人の街・西陣で、人と音楽と本の「あいだ」をつなぐ
西陣は、織物をはじめとする手仕事で暮らしてきた人たちの街。仕事と生き方が切り分けられず、日々の営みとして続いてきた土地柄で、ここ数年は新しい店も増えている。店がある千本通りの界隈は、かつての平安京の中心を貫いた朱雀大路にあたる。
ammelの運営者は、別の仕事を持ちながら、本とレコードを手渡すことをライフワークとして続けてきた。その在り方と街の性格が重なったことが、この場所を選んだ決め手になったという。店主は薬剤師として働きながら店を営み、薬を通じて人と向き合ってきた対話の経験を、店でのやりとりにも生かしたいとしている。

写真:余所 / RYO NAKATSUJI(Architecture:mori design studio)
店のコンセプトは「あいだ」をつなぐこと。デジタルやAIが広がり、人と人、人とカルチャーの結びつきが薄くなりがちな今、人と音楽と本の間に生まれる余白や距離、気配を空間として届けたいという。
その考えを形にしているのが、開業当初から続く企画「lecteur < > liseur」だ。ammelが扱うレコードの作り手である国内外のアーティストに本を選んでもらうもので、音楽をつくる人が何を読んでいるのかを知ることが、レコードと本を行き来するきっかけになる。好きなアーティストの選書から読む本を探す、という棚の歩き方ができるのは、この店ならではだ。
新刊・古書と、実験音楽やアンビエントのレコード
本は新刊と古書の両方。海外のアートブックや写真集から、国内の小説、人文書、哲学書、絵本まで幅広い。レコードは新譜だけを扱い、実験音楽、アンビエント、ハウスを軸に、テクノやモダンクラシカル、オルタナティヴまで、流行にとらわれずに選んでいる。

写真:余所 / RYO NAKATSUJI(Architecture:mori design studio)
店頭ではハンドドリップのコーヒーや、ホルツァーオリジナルなどのアルコールもスタンドで提供し、テイクアウトもできる。2階は今後、ギャラリーやカフェとして順次開放していく予定だ。プレオープンの3日間が終わった後も当面はプレオープンの形を続け、毎週日曜と不定期で店を開ける。営業日は公式Instagramとオンラインショップで知らせる。開いている日が限られるので、出かける前のチェックは欠かせない。
店舗情報
- 店名:ammel(アンメル)
- プレオープン:2026年10月11日(日)・12日(月・祝)・13日(火)12:00〜20:00
- 以降の営業:当面は毎週日曜と不定期(日程は公式Instagram・オンラインショップで告知)
- 所在地:京都府京都市上京区西富仲町千本通り東入685-12
- アクセス:京都市バス「千本中立売」停留所から徒歩3分(正確な場所はGoogleマップで「ammel」と検索)
- 公式サイト:https://ammel-books.com
- Instagram:@ammelbooks







