ヴィッセル神戸×楽天モバイル、5G試合観戦体験の実証実験に成功！

2020.12.03

楽天モバイルと楽天ヴィッセル神戸は、楽天モバイルが提供する第 5 世代移動通信システム(5G)のミリ波を活用した、新しい試合観戦体験の実証実験を初めて成功させた。

本実証実験の概要

1. AR を用いた統計&リアルタイム追跡データ表示
試合中に観客席から、専用アプリケーションを搭載したスマートフォンをピッチにかざして操作すると、J リーグ公式の統計データ(J STATS)(注 2)を活用した選手の基本情報や位置、シュート数、ボール支配率、オフサイドラインの位置等の情報を、リアルタイムで重ね合わせて表示できることを確認した。AR 技術を用いて、現実のサッカープレーにスタッツ情報や試合データ等を重ね合わせて表示することで、リアルタイムで詳細情報がわかり、より新しい観戦体験の実現を目指していく。

2. AR を用いた多人数参加型ゲーム実施
本実証実験では、専用アプリケーションを搭載したスマートフォンをピッチにかざし操作することで、来場者同士が対戦できるサッカーゲームの稼働を確認。AR クラウド技術により、参加プレーヤーは異なるデバイスから同一のゲームシーンを共有することができる。2 チームに分かれ、スマートフォンの画面上に登場した楽天の公式キャラクター「お買いものパンダ」を操作し、ゴールを目指して点数を競い合うゲームとなる。

3. 試合開始前のマルチアングル映像による低遅延視聴

本実証実験では試合開始前に、観客席からスタジアムの様子を観覧しながら、専用ウェブサイトで、リアルタイムにマルチアングル(多視点)でスタジアムの映像を視聴できることが検証された。スタジアムに設置した複数のカメラで撮影する映像をストリーミング配信することで、ウェブサイト上で異なるアングルの映像を視聴でき、座席位置からは見えづらい場所をマルチアングルで視聴できる。今後スタジアムで開催されるイベントやコンサート等での活用を想定している。

(注1) 「AR を用いた統計&リアルタイム追跡データ表示」、「AR を用いた多人数参加型ゲーム実施」は、2020 明治安田生命 J1 リーグ第 27 節「ヴィッセル神戸 vs. 湘南ベルマーレ戦(11 月 15 日(日)14:00 キックオフ)」、および 2020 明治安田生命 J1 リーグ第 31 節「ヴィッセル神戸 vs.浦和レッズ(11 月 18 日(水) 18:00 キックオフ)」の試合中やハーフタイム中に実施し、「試合開始前のマルチアングル映像による低遅延視聴」は、両試合の前に実施した。