渡部博文(神戸)、川崎戦に向けて意気込みを語る「借りを返すチャンス」
ヴィッセル神戸は9日、川崎フロンターレと今季3試合目を戦う。現在、主力選手が怪我で離脱しているが、DF渡部博文(33)は若手や自分にとって「今の状況がむしろチャンス」であるという。8日、ズーム取材に応じてくれた。
―失点が多い今のチームの状況をどう感じていますか?
渡部:ショートカウンターや自分たちのミスから失点していることが多い印象があって、そこを減らすためにポゼッションの形やチームとしての狙い所を再確認しているところです。
正直良いところまではいけていると思います。先日の湘南戦もシュートまでは持ち込めていてポゼッション率が高いですが、決め切るところや自分たちがミスをしないでゲームを運ぶ力が少し足りないと思います。
前線は変わらずに積極性を持ってゴールを狙いに行き、後ろはリスクマネージメントをより集中して行こうという話になっています。
―自身のプレーの成長についてどう感じていますか?
渡部:フィンク監督が来てから言われ続けて来たことを日々の練習の中でやり続けて来た結果、徐々に交代で出る機会が増えて来て失うものがなかったので、チャレンジして来た中で身についてきたという感覚があります。もっともっとできると思っています。
―今期、川崎と3試合目となります。どういうプランで戦いますか?
渡部:プランはいつも通りですが、正直ここってメンタルのところだと思っています。今中心選手が怪我で出れていない状態で、僕や若い選手たちが今の状況をどれだけのチャンスであると思えるか。
0-6で負けた後に、自分の活躍でこの借りを返すチャンスだと思えるかどうかで自分のプレーの質がすごく変わってくると思います。自分にボールが来た時に前にトラップするのか後ろにトラップするのかちょっとした所が変わってくると思うので、僕自身も若い選手に「今がチャンスだぞ」と言い続けています。メンタル面でチームとしての底上げをするチャンスだと思っています。
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©️VISSEL KOBE
【文章】EeNa編集部