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“黙って食べる”意味を知る。恵方巻を「消費」から「文化体験」へ再定義する、旅館で福を呼ぶ体験プログラムを開始


神奈川県 箱根で旅館5店舗・飲食店3店舗を運営する株式会社 金乃竹(本社:神奈川県箱根町 代表取締役社長:八幡 正昭 以下、金乃竹)は、宿泊滞在中に茶道や着付けなどの日本文化を体験する新しい滞在スタイル「Ryocance(リョカンス)」の取り組みとして、2026年1月20日(火)から2月28日(土)までの期間限定で、恵方巻をテーマにした体験プログラムを提供いたします。

|行事を“消費されるもの”から、向き合う体験へ
日本の年中行事のひとつである「節分」。その象徴である恵方巻は近年、大量生産・大量廃棄といった社会課題に加え、過度な商業イベント化という側面も持つようになりました。実際に、2025年の恵方巻の経済効果は約703億円に上る一方で、売れ残りによる廃棄処分の金額は約13億380万円に達すると算出されています。

しかし私たちは、課題は「恵方巻」という文化そのものではなく、その背景にある願いや所作がいつの間にか置き去りにされてしまった点にあると考えました。本来、恵方巻は「向く」「食べる」「黙る」という明確な所作を伴う特有の食文化です。この“型”を丁寧になぞることで、日常から一歩離れ、自身の願いや季節の移ろいと静かに向き合う時間が生まれます。

本プログラムでは、恵方巻を単なる季節商品としての「消費」から、文化の本質に触れる「体験」へと再定義し、新たなかたちで提案します。また、完全予約制とすることで必要な分のみを調達し、恵方巻の大量廃棄を生まない仕組みを整えています。
※出典:宮本勝浩 関西大学名誉教授による試算(2025年12月9日発表)

|知る・巻く・向き合う――恵方巻体験
本体験では、恵方巻の文化背景を知る導入から、七種の具材を使った巻き体験、そしてその年の恵方を向いて味わう時間までを、「知る・巻く・向き合う」の三つの工程を一連で体験できる内容となっています。2026年の恵方「南南東(微南)」を向き、無言で味わう時間を設けることで、日常とは異なる節分ならではのひとときをお楽しみいただきます。

また、一日限りの行事として消費するのではなく、新しい季節の福を願う所作を旅館の落ち着いた空間でじっくりと味わっていただきたいという想いを込めて、立春を迎え春が始まる2月全体を『福を願う月』と捉え、2月28日まで本プログラムを提供いたします。

日本の年中行事に関心のある方はもちろん、忙しい日常の中で季節行事をゆっくり楽しむ機会を持てていない方にもおすすめの体験です。また、英語の解説シートや英語対応スタッフも完備しており、日本文化に初めて触れる訪日外国人の方も安心してご参加いただけます。

料金  :8,800円(税込)/1名
所要時間:1時間
場所  :神奈川県足柄下郡箱根町塔之澤191
提供日 :平日 12:00~14:00

予約はこちら

|Ryocance(リョカンス)とは? ―旅館でよみがえる日本文化
Ryocance(リョカンス)とは、“旅館 × バカンス” をコンセプトに、2024年1月より開始した金乃竹リゾート独自の滞在スタイルです。 茶道や書道、着付け体験など、滞在中に日本ならではの文化体験を提供するプロジェクトとしてスタートしました。

私たちが大切にしているのは、日本の文化や年中行事を、特別な知識がある人だけのものにせず、旅館という日常から少し離れた場所で、行事や所作に込められた意味を自然に感じていただくことです。
Ryocanceは、日本文化を「見る観光」から「体験する滞在」へとつなぎ、国内外を問わず、日本の魅力をより身近に感じていただくことを目指しています。

リョカンス提供者 “一般公募受付中”

2025年12月1日より、「Ryocance(リョカンス)」提供者の一般公募を開始いたしました。性別・国籍・特別な資格や経歴は一切問わず、ご自身の日本文化、特技、知識、スキルを活かして旅館での体験を提供していただける方を広く募集いたします。

|今後の展望
金乃竹ではこれからも、恵方巻だけでなく、さまざまな日本の季節行事を「Ryocance」としてお届けしていきます。形だけになりがちな行事を、旅館という非日常の空間で「所作」から体験し直すことで、国内外のお客様へ日本文化の精神性を伝えていくことを目指します。

また、完全予約制によるフードロス削減など、持続可能な観光の推進にも継続して取り組んでまいります。

EeNa

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