「ベガ・ホール×宮川彬良とアンサンブル・ベガ」を宝塚ベガ・ホールで緊急開催

今年10月18日開催予定であった「宮川彬良とアンサンブル・ベガ」のコンサートを来年度へ延期する方向で話が進んでいたのだが、アンサンブル・ベガ側から提案によって、急遽7月13日の開催を決定した。

「ベガ・ホール×宮川彬良とアンサンブル・ベガ~こんな時でも、いつものコンサート~」

公益財団法人宝塚市文化財団と有限会社おふぃすベガ(宝塚市)が新型コロナウイルスの影響で臨時休館および公演中止の続く宝塚ベガ・ホールで、広く市民の方に生演奏を届けたいと開催するコンサートになる。

「宮川彬良とアンサンブル・ベガ」は、1998年、阪神淡路大震災で心沈んだ人々にもう一度笑顔を取り戻してほしいと市内在住のコントラバス奏者「新眞二(元大阪フィルハーモニー交響楽団トップ奏者・有限会社おふぃすベガ代表取締役)の呼びかけにより、ベガ・ホールを本拠地として結成された。ベガ・ホールでは、これまでに21回の定期演奏会が同財団主催により開催された。

音楽監督に作曲家・舞台音楽家の宮川彬良、関西ゆかりの各オーケストラコンサートマスター、オーケストラの首席奏者ら計9名で構成されている。

クラシックやポピュラーなど音楽のジャンルを越えた選曲構成と宮川彬良によるオリジナル編曲とユーモアあふれるお喋りが好評を呼び、宮川彬良&アンサンブル・ベガは、全国で演奏活動を展開している。

同財団が指定管理者として運営する宝塚ベガ・ホールは1980年開館、音楽専用のホールとして全国でも草分け的存在で、2020年は開館40周年にあたり、記念事業を予定していた。

4月6日の緊急事態宣言を受け、5月27日まで臨時休館、28日から再開館したが、すぐにコンサートを開催することはできず、主催公演も8月までの主催公演すべての中止、延期を決め、9月以降の公演にも大きく影響が出ている。またホールの収入源である貸館収入も減少し、財政状況がひっ迫している。

10月18日には「宮川彬良とアンサンブル・ベガ」公演を40周年記念事業として開催予定であったが、来年度に延期することとなり、同財団はその旨を演奏者側へ伝えたところ「ホールが休館で生演奏を聴く機会が失われている市民の皆さんへ演奏を届けたい」と、アンサンブル・ベガ側から公演開催の提案があり、急遽公演を決定、ホールと演奏者双方が手弁当での開催に踏み切った。

公演は一般の方を無料招待(応募多数の場合抽選)として開催する。また、当日公演に来ることができない人たちのために、何らかの形で映像配信を行う予定で現在調整中だ。来場者および映像視聴の方からインターネット上などで投げ銭を募り、開催経費の補填に充てる。

今回の公演開催により現在、休止を余儀なくされているプロ、アマ問わず、文化芸術活動が感染拡大防止策を講じながら再開、再興されることを強く願い開催する。

「ベガ・ホール×宮川彬良とアンサンブル・ベガ」
~こんな時でも、いつものコンサート~


会場:宝塚ベガ・ホール 宝塚市清荒神1-2-18
日時:2020年7月13日 (1)15時開演 (2)19時開演
料金:無料*要申込   
曲目:すみれの花咲く部屋 ほか
主催:(公財)宝塚、(有)おふぃすベガ
Web:https://takarazuka-c.jp

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