法隆寺|聖徳太子が父の病気回復を願って建てた世界最古の木造建造物
創建は推古15年(607年)。聖徳太子の父であり推古天皇の兄である用明天皇の病気の回復を願い、2人が法隆寺を建立したと伝わる。(奈良県生駒郡斑鳩町)
日本書紀には天智9年(670年)に寺が焼滅し、8世紀前半に現寺院が完成したと記載されている。
法隆寺はこれまで天災や戦火に遭うことなく、聖徳太子への信仰によって保護されてきたことから、現存する世界最古の木造建造物として1993年に世界文化遺産に登録された。
松並木の参道を抜けると南大門がある。
境内の広さは18万7千平方メートルもあり、夢殿を中心とする東院伽藍と、五重塔を中心とする西院伽藍から成り立つ。
国宝および重要文化財の建築物が55棟も存在し、仏教美術品が3000点近くも所蔵されている。
法隆寺周辺には法起寺、法輪寺、中宮寺、吉田寺などが建ち並ぶ。
聖徳太子ゆかりの地は、人々の幸せの象徴として、いつまでも受け継がれていく。
法隆寺
住所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1−1
http://www.horyuji.or.jp