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比叡山延暦寺で11月11日、根本中堂の大改修現場と大書院を巡る特別体験

比叡山延暦寺で11月11日、根本中堂の大改修現場と大書院を巡る特別体験

紅葉の比叡山で、いまだけの景色に会いに行ける。世界遺産・比叡山延暦寺(滋賀県大津市)で、2026年11月11日(水)、国宝・根本中堂の大改修の現場見学と、通常は入れない建築の特別拝観を一日で体験できるプログラムが開かれる。第4回日本国際芸術祭の特別企画のひとつだ。

工事用の素屋根に入り、葺き替えを終えた屋根を間近に

目玉は、2016年(平成28年)から続く国宝・根本中堂の大改修の現場見学。国内で行われている文化財保存事業としては最大級の工事とされ、普段は立ち入れない工事用の素屋根の中へ入る。葺き替えが終わった屋根や、彩色を塗り直した彫刻、軒下の様子を近くで見られる。ヘルメットを着用しての見学だ。

素屋根はこの先、解体工事に入る予定。外部の工事が終わりに近づいた、きらびやかな姿を見られるのは「今しか」というのが主催者の呼びかけだ。改修の最終盤に立ち会える機会は、そう何度もあるものではない。

閉堂中だけ、間近で拝める「不滅の法灯」

根本中堂は工事のため閉堂していて、ご本尊の御前立「薬師如来像」と、1200年灯り続ける「不滅の法灯」は万拝堂に特別に安置されている。境内の案内では、閉堂している期間だけ、この二つを間近で拝むことができる。

万拝堂に特別に安置された薬師如来像と、金色の蓮の飾りが並ぶ堂内

精進懐石膳の昼食と、通常非公開の大書院、座禅

見学のあとは、延暦寺会館で精進懐石膳の昼食。奈良時代から仏門に帰依する人々が食べてきた精進料理を味わえる。午後は、根本中堂の東にある大書院を拝観する。登録有形文化財で、延暦寺の迎賓館の役割を持つ建物だ。昭和天皇の行幸啓にあわせて東京・赤坂の「山王荘」から移築されたもので、設計は「関西近代建築の父」と呼ばれる武田吾一博士。唐破風の車寄せを持つ玄関棟や、観月台のある居間棟からなる書院造りだ。

唐破風の車寄せが目を引く、延暦寺大書院の玄関まわり

最後は座禅。座布団は延暦寺が用意してくれ、床に座るのが難しい人は椅子での参加もできる。

精進懐石膳。小鉢や椀物、ごはんが朱塗りの膳に並び、紅葉の葉が添えられている

昼食の写真はイメージとされているので、当日の内容は変わる可能性がある。

開催概要

  • 日程:2026年11月11日(水)10:00〜14:00
  • 会場:世界遺産 天台宗総本山 比叡山延暦寺(滋賀県大津市坂本本町4220)
  • 参加費:1万円(1名・税込)
  • 流れ:10:00 延暦寺会館に集合/10:15 根本中堂大改修の見学/11:45 昼食(精進懐石膳)/12:45 大書院の拝観、座禅/14:00 解散
  • アクセス:JR湖西線「大津京駅」からタクシーで約25分。ケーブルを使う場合は、巡拝受付所で「日本国際芸術祭」と伝えると巡拝料金は不要。車・タクシーは集合場所の延暦寺会館前まで入れ、詰所で「日本国際芸術祭」と伝える
  • 主催:一般社団法人夢洲新産業・都市創造機構(問い合わせ:06-6136-8803)
  • 公式サイト:https://yumeshimakikou.org/jiaf4-2026/jiaf2026-enryakuji/ ※申込みは公式サイトから