木下名酒店|国内外の生産者から「酒」を直接仕入れるのには理由がある
創業50年。「自然派」をテーマに、地酒、本格焼酎、自然派ワイン、クラフトビール、有機米、オーガニックフードを販売する『木下名酒店』(大阪府吹田市)。店主の木下靖雄氏は、商品選びに強いこだわりを持っているという。
―『木下名酒店』は、50年もの歴史がある酒屋さんなのですね。店内を見る限り、様々な種類の商品が並んでいますね。
木下:昔はどの酒屋さんも配達ばかりをしていましたが、当店は南千里駅前にあることもあり、店での販売をメインにしてきました。
当店は、従来の酒屋さんのように問屋さんから商品を仕入れることをしていません。私が素晴らしいと思った商品をお客様に楽しんでほしいので、国内外のどこへでも行って、生産者から直接仕入れるようにしています。
私が好きなサッカーと同じく、お酒にも様々な楽しみ方がありますが、基本的な楽しみ方がまだまだ広まっていません。最近では、「お酒の楽しみ方講座」で講師を頼まれることが増えてきました。
―素晴らしい想いと行動力ですね。『木下名酒店』お勧めのお酒を教えてください。
木下:・ワイン→大阪の太陽(大阪産ぶどう使用―当店オリジナル―)
・日本酒→吹田のゾウ(吹田市産米使用―当店オリジナル―)
・焼酎→花蝶木虫(はなちょうきむし―超自然派芋焼酎―)※画像準備中
・ビール→北大阪の星(大阪産ビール―当店オリジナル―)
―こちらには、11種類ものオリジナル酒があるのですね!その中でも「吹田のゾウ」が気になりました。どのような経緯で作られたのですか?
木下:実は、吹田市内の4箇所から日本固有のアケボノゾウの化石が発掘されていたのですよね。それについて殆ど知られていないので、「吹田のゾウ」という名前を付けました。使用している吹田市産米の田んぼの近くからも、アケボノゾウの化石が発掘されているのですよね。
―吹田にゾウがいたとは驚きです。他にもお勧めのお酒を教えてください。
木下:色々ありますが、あえて言うなら「大阪空舟」となります。
―また、お酒以外のモノも販売されているのですね。
木下:全国の農家さんから直接仕入れている有機栽培米と、オーガニック食品ですね。
―今後どのようなお店にしていきたいですか?
木下:これからも、「『自然派』を貫いていきたい」と思っています。飲食によって免疫力を高めることもできますし、何より「当店の飲むモノと食べるモノが安全で美味しい」ということを、これからも伝えていきたいです。
お酒は最高の調味料です。特に地酒、ワインは食中酒と呼ばれ、食事中に飲むことを想定してつくられています。調味料の中で最も食材の旨味を引き出す効果があります。 (了)
木下名酒店
住所:大阪府吹田市津雲台1丁目1-30-102 阪急南千里駅前トナリエ1F
店主:木下靖雄・シニアソムリエ(日本ソムリエ協会認定)
・コンセイエ(フランス食品振興会認定)
・焼酎、日本酒唎酒師(S.S.I認定)
・ガンバ大阪吹田後援会会員
HP : https://www.kinoshita-meisyu.com
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【取材】山下大輔
【文章】EeNa編集部