大阪城天守閣｜「大坂冬の陣図屛風」のデジタル想定復元版を関西で初公開！

eena
2020.07.13

大阪城天守閣において、2020年7月23日から10月7日まで、「大坂冬の陣図屏風（デジタル想定復元）完成記念夏の展示大坂冬の陣・夏の陣図屏風～豊臣vs徳川激闘の記憶～」が関西で初公開される。

1614年の大坂冬の陣の様子を描いた「大坂冬の陣図屛風」は、江戸時代後期の模写と考えられる屛風が東京国立博物館に所蔵されているが、原本は行方不明に。

大阪城天守閣と凸版印刷は、歴史・城郭史・美術史・風俗史など、各研究分野の専門家の指導・助言のもと、デジタル技術を駆使し、「大坂冬の陣図屛風」の復元プロジェクトに取り組んできた。

昨年、復元された屏風が完成し、2019年7月27日から9月8日まで名古屋市の徳川美術館・名古屋市蓬左文庫で開催された、特別展「合戦図―もののふたちの勇姿を描く―」において展示・初公開された。

今回、展示される主な文化財は次の通り。

・大坂冬の陣図屛風デジタル想定復元
・大坂夏の陣図屏風（重要文化財）
・大坂冬の陣・夏の陣で活躍した真田幸村、後藤又兵衛ら所用の甲冑
・豊臣秀頼が自害する4日前に発給した現存最後の文書
・大坂夏の陣最後の決戦当日の大野治房の書状