「近畿日本ツーリスト関西×泉佐野市」コラボで簡易フェイスシールドを制作
近畿日本ツーリスト関西 和歌山支店は、観光時における新型コロナウイルス感染予防の取り組みの一環として、飛沫感染防止用の簡易フェイスシールド(封筒型クリアファイル)を大阪府泉佐野市と共同制作した。
新型コロナウイルスの影響が長期化する中、旅行需要においても、地元などの近場を巡り、その魅力を再発見する旅に注目が集まっている。
KNT関西・和歌山支店は、「旅引付(たびひきつけ)と二枚の絵図が伝えるまち ―中世日根荘(ひねのしょう)の風景―」(※)の日本遺産認定PR等において、感染拡大を防止しながら地域経済との両立を目指す泉佐野市の取り組みに賛同し、観光地における飛沫感染防止と、この日本遺産認定PRを兼ね備えたツールの開発に向け、両者で協議を重ねた結果、簡易フェイスシールドの共同制作に取り組んだという。
制作にあたり、株式会社ブリヂストンの先端技術創出部、およびプロダクトデザイン室のエンジニアが考案し、クリアファイルを使用したオリジナル簡易フェイスシールドの型紙を提供した。その型紙をさらにアレンジし、フェイスシールド作成後、残りの部分がしおりや定規となり、計4通りで使える仕様となっている。
●参考:株式会社ブリヂストン Bridgestone Blog
https://www.bridgestone.co.jp/blog/
このフェイスシールドを、日本遺産「旅引付と二枚の絵図が伝えるまち―中世日根荘の風景―」をはじめ、同市内の観光地を訪問される泉佐野市民の方々、及びそれらの観光地で働く方々、双方に広く利用することにより、日本遺産認定の周知、ならびに観光を通した地域経済活性化を目指していく。
泉佐野市が文化庁に申請していた「旅引付と二枚の絵図が伝えるまち ―中世日根荘の風景―」は、2019年(令和元年)5月20日に「日本遺産」に認定された。
※日本遺産 「旅引付と二枚の絵図が伝えるまち―中世日根荘の風景―」のストーリー
参考:泉佐野市公式HP
http://www.city.izumisano.lg.jp/kakuka/
日本遺産日根荘公式HP
https://hinenosho.jp/
今から800年前、泉佐野市は上級貴族、九条家の領地「日根荘」であった。ここには二枚の荘園絵図と九条政基が書いた「旅引付」という日記が残されている。絵図には緑豊かな風景に、田畑に恵の水を注ぐため池や水路、社寺などが描かれ、日記には500年前の村の生活や人々の様子がいきいきと記されている。荘園の地を創り、中世から受け継がれてきた現在のこの風景は、絵図や日記に描かれた魅力ある農村景観へと誘ってくれる。
KNT関西は、「旅で人々を元気にする・日本各地を元気にする」ために、観光を通して関西経済の活性化に貢献できるよう、今後も、利用者にとって安心・安全なご旅行サービスの提供に取り組んでいく。
【文章】EeNa編集部