いま見頃のレンゲショウマが林床に涼しげに咲く!〜六甲高山植物園〜
六甲山観光株式会社(兵庫県神戸市)が運営を行う六甲高山植物園では、「レンゲショウマ」が1番の見頃を迎えた。
レンゲショウマは、キンポウゲ科の多年草で、1属1種の日本の固有種となる。東北地方南部から中部地方までに点々と分布していて、近畿地方では奈良県大峰山の石灰岩地にのみ自生している。
蓮に似た花の直径は3cmほどで、下向きに咲く。ろう細工のような半透明の薄紫色の花が美しく、カメラマンを中心にファンの多い花だ。また、林床の木漏れ日の中で花が揺れる様子は涼しげで、森の妖精が躍っているようにも見える。8月中旬までの見頃のレンゲショウマを見に、六甲高山植物園へ行こう。
キレンゲショウマもまもなく見頃!
現在園内で咲き始めの「キレンゲショウマ(アジサイ科)」はレンゲショウマに似た黄色い花が咲くことから名付けられた。肉厚の花弁をもつレモンイエローの花が下向きに咲く。絶滅危惧種にも指定されている希少な植物であるが、六甲高山植物園では約3,000株を展示していて、栽培下では日本最大の群落となっている。なお、キレンゲショウマの見頃は8月上旬頃の見込みとなる。
◆営業概要
【入園料】
大人(中学生以上)700円/小人(4歳~小学生)350円
【開園期間】
~11月23日(月)
【休園日】
8月20日(木)、27日(木)、9月中の木曜日
【開園時間】
10:00~17:00(16:30受付終了)
六甲山ポータルサイト
https://www.rokkosan.com
【文章】EeNa編集部