銀閣寺|正式名称は慈照寺。足利義政が建立した京都一落ち着きのある山荘
銀閣寺は東山文化の代表として知られ、正式名称は慈照寺(じしょうじ)となる。足利義政が文明14年(1482年)に開いた山荘で、ここを拠点に様々な文化を育んだと伝えられている。1994年に「古都京都の文化財」として世界文化遺産に登録された。
1489年に上棟した銀閣は、宝形造り二層(二階建て)の建造物だ。上層は潮音閣で、下層は心空殿と呼ばれる。
庭の北にある東求堂内部に同仁斎があり、四畳半茶室の原型となる。仏間には、阿弥陀如来像と義政公像を安置されている。
江戸時代初期に完成した庭園は、白砂を段形に盛り上げた向月台や綺麗に整う銀沙灘が、月の光を反射して銀閣を照らす。
【お茶の井】
義政公愛用のお茶の井跡となり、石組も当時のままで、水質も良く現在も飲料水として利用されている。
銀閣寺
住所:京都府京都市左京区銀閣寺町
電話:075-771-5725
https://www.shokoku-ji.jp/ginkakuji/
【取材】山下大輔
【文章】EeNa編集部