藤田直之がJリーグの魅力を語る「試合をしても、どちらが勝つか分からない」

現在4勝1敗1分のセレッソ大阪は、26日にアウェーでまだ勝ち星のない鳥栖と対戦する。前日のトレーニング終了後、MF藤田直之(33歳)が古巣の鳥栖戦に向けて心境を語った。

―神戸戦はスコアレスドロー。すごく内容の濃い試合でしたね。

藤田:拮抗した試合だったと思いますし、僕たちがやりたいことをしっかり出せた時間帯があれば、ちょっと押し込まれた時間帯もあり、「0−0にしては良いゲームができたのかな」と思います。「僕たちの方が勝利に近かったのかな」という手応えがあったので、悔しい思いの方が大きかったですね。

―去年の2試合の神戸戦と比べて、ボールを持つ時間帯が増えたような気もしますし、2年目の成長も示せたのかなと思います。手応えはありましたか?

藤田:去年、(アウェーで)神戸に0−1で負けた試合は、結果も内容も負けを認めざるを得ないというくらいにボールを持たれました。うちのスタッフがその試合を分析して、守備のやり方を落とし込んでくれたので、(今回は)しっかりフィールド上で表現できて、相手のポゼッションをかなり抑えることができたし、決定機をあまり作らせなかったかなと思います。

―今節の相手は古巣の鳥栖ですね。

藤田:ゴールもなかなか入っていないですね。先日の広島戦を見ましたが、「鳥栖の方が良いサッカーをしている」という印象があったので、結果が出ていないながらも良いサッカーをしているので。監督も「順位を見て試合をするんじゃない」と言っていましたし、気が抜けない試合になると思います。

―鳥栖は前節の清水相手に良いサッカーをしていました。サッカー自体の手応えを持ちながら挑んでくるという印象があります。

藤田:監督は、「Jリーグは他のリーグと比べて全チームが拮抗している」といつも言っていて、「本当にそうだな」と思います。上位と下位が試合をしても、どちらが勝つか分からないのがJリーグの面白さでもあると思うので、目の前の1試合1試合に集中して戦うだけだと思います。


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