アンジュジュ|極上のフランス料理とアットホームな空間に癒される



旬で新鮮な食材を、極めた腕で作り上げたフランス料理を堪能できる『アンジュジュ』(兵庫県神戸市)。今回、EeNa編集部はアンジュジュへ行き、オーナーシェフの下山芳正さんが調理をした最高級のフレンチを食べてみた。

アンジュジュ|下山シェフがフランス料理の道に進んだワケ「業界でNo.1になる」
アンジュジュ|下山シェフが食材にこだわりを持つワケ「お客様に非日常を感じていただきたい」


下山芳正氏(オーナーシェフ)
これまで数々のフランス料理店で修行を積み、2016年3月に独立をして神戸市内にフランス料理店「アンジュジュ」をオープン。奥様と二人三脚でお店の運営にオーナーシェフとして携わる。 


【ランチメニュー】
・オレンジジュース
・バッケットとぐるみパン
・鹿児島県産キビナゴのマリネ 春菊のソース キャビア添え
・高知県産カツオとトマトのムース トマトのゼリーとトマトの泡掛け
・兵庫県産お野菜の蒸し物 チーズフォンデュ風
・インカの目覚めの冷静スープ
・島根県産メバルのポワレ サバのリエット添え バルサミコ風味の赤ワインソースと黄ピーマンのソース
・白餡と苺のアイスクリーム グラタン風



バッケットとぐるみパン

下山:バケットとぐるみパンを提供することで、お客様に「ちょっとした贅沢感を味わっていただきたい」と考えています。

EeNa:フンワリしていて食べやすいですね。癖になります、これは。


鹿児島県産 キビナゴのマリネ 春菊のソース キャビア添え

下山:関西では見かけることの少ないお魚「キビナゴ」に、浸しておいた春菊と日本色の強いソースと一緒にお食事をスタートさせていただきます。この後に提供するお料理の期待感を高めていただきたいと思っています。

EeNa:キビナゴにキャビア。初めての組み合わせで感動です。美味しいです。次に何が出てくるのかワクワクしてきました。


高知県産カツオとトマトのムース トマトのゼリーとトマトの泡掛け

下山:私が料理長に就任した時より作っているトマトのムース。これは、30年掛けて進化した料理です。旬のお魚とお野菜の3種のトマトのお料理(ムース ゼリー 泡)とのマリアージュを楽しんでいただけたらと思います。

EeNa:これが以前、下山さんが話していたトマトのムースですか!トマトの味が強いのですが、ムースがシュワーッと口の中に広がると不思議な感覚となりますね。これに30年もの月日をかけてきたのですね。非常に感慨深いです!お腹が一杯になりました!ありがとうございます!

下山:いや、まだありますが、もう食べられないのですか。残念です!

EeNa:いやいや、冗談です(笑)。まだまだ食べられますので、パンのおかわりも含めて、ぜひお願いします!

奥様:かしこまりました(笑)。


兵庫県産お野菜の蒸し物 チーズフォンデュ風

下山:兵庫県の農家さんからのお野菜を、大抵の人が「知っているけど食べたことがない」と言っています。チーズフォンデュのソースを付けて食べていただけるように、ありそうで無いメニューをご提供しているつもりです。

EeNa:兵庫は野菜などの食材が非常に豊富ですよね!先日、神戸市西区で色々食べる機会があり、そこでも感動しました。

美味しい!野菜は温かいですが、それぞれの鮮度が良いのが分かります。シャキシャキしていますし、何も付けなくてもいけますね。

下山:では、次にチーズフォンデュも付けて召し上がってください。

EeNa:はい。美味しい!また濃厚なチーズフォンデュと絡ませると違った味わいになるので、これは贅沢に楽しめますね。チーズフォンデュはパンに付けてみても、美味しいです!もうお腹が、、、さらに減ってきました。次のメニューもお願いします。

奥様:かしこまりました(笑)。


インカの目覚めの冷静スープ

下山:ジャガイモをビシソワーズ(ポタージュスープ)にしないで、インカの目覚めという濃い味のジャガイモの味をストレートにお出ししています。

EeNa:これがジャガイモですか!口入れると、シャキッとした冷んやり感覚になりますね。初めての味です。飲み込む瞬間位に、ジャガイモの味と香りがサーッと広がるような不思議な感じになります。

奥様:ありがとうございます(笑)。


島根県産メバルのポワレ サバのリエット添え バルサミコ風味の赤ワインソースと黄ピーマンのソース

下山:お魚料理は、基本的に皮のままカリッと焼き上げるお料理をお出ししています。そこにアクセントとして鯖(サバ)のリエットをお付けしています。

EeNa:美味し過ぎて、どう表現すれば分からなくなるほどの味です。参りました!とにかく美味い!読者のあなた!ぜひ、アンジュジュに来てください!

下山/奥様:ありがとうございます(笑)。


白餡と苺のアイスクリーム グラタン風

下山:ただ単に、あんこのアイスクリームって聞いたことが無いなと思い、作りました。それだけでは面白くないので、苺大福をイメージしてみました。

EeNa:これは、上品なあんこです!下山さん、奥様、デザートにトドメを刺されました。もう何も言えません。大福の、いや、至福のひと時をありがとうございます。

下山/奥様:、、、

ありがとうございます(笑)。


・・・コーヒーでブレイク・・・


EeNa:下山さん、何をコンセプトにアンジュジュを運営していますか?



下山:「食べていただきたいお料理を、食べていただけるお値段で」という考えをコンセプトに、オープンから今日までやって来ました。

EeNa:1人でも多くの方に食べていただきたい、という思いを大切にしているのですね。素晴らしいです。ところで、下山さんにとって奥様はどのような存在となりますか?

下山:中学生の時から現在まで、僕のマドンナです。

EeNa:今でも青春を感じながらご一緒されているのですね。心がホッと温まります。

次は奥様に質問です。いきなり単刀直入で伺います。奥様にとって、下山さんはどのような存在となりますか?

奥様:子供の様に無邪気で、人生を面白く刺激的にしてくれる存在、そんな感じでしょうか。

EeNa:子供で無邪気。。。

下山:、、、(笑)

EeNa:毎日のようにワクワクさせられている、ということですね。いや〜、青春していますね!



下山/奥様:(目が合うや否や、2人共に素敵な笑顔。下山さん、少し照れています(笑)。)

EeNa:ス・テ・キです。



下山/奥様:(満面の笑み)

EeNa:下山さん、マドンナというお気持ち自分にも分かりました。

今後の展望について教えてください。

下山:オープンから今日まで何も変わらず、お客様がいつお越しになっても、いつもと同じ空間を提供していきたいです。

EeNa:その想いが多くのお客様に伝わってきたのでしょうね。

奥様、奥様にとってアンジュジュとは何になりますか?

奥様:アンジュジュに関わるまでは看護師経験しかなく、飲食業界は初めてでした。アンジュジュは、自分自身を成長させてもらえる場となっています。

EeNa:下山さん、奥様は「成長させてもらえる場」と言っています。

最後になります。下山さんにとって、アンジュジュとは何になりますか?



下山:オーナーchefとしての最終章としています。  (了)



















アンジュジュ(Angejeu)
住所:兵庫県神戸市北区日の峰3丁目1−3
電話:078−595−7670
営業時間:11:30~15:00(ラストオーダー 13:00)
17:30~22:00(ラストオーダー 20:00)
定休日:日曜日、祝日(土曜日はディナーのみの営業)
HP  https://angejeu.wixsite.com/
Facebook  https://www.facebook.com/

下山芳正 
プロフィール―
レストラン キングズ アームズ
リゾートトラスト
神戸ポートピアホテル
QBB六甲バター フロマージュ クロ 料理長
ビストロ ポールリカール オーナーシェフ
ビストロ グロスビィズ オーナーシェフ
芦屋プレイバッハ アシャック 総料理長
北野クラブ 副料理長
ラ カーサ ミーオ 総料理長
趣味:サッカー ゴールキーパー
全国大会2位など



【文章】EeNa編集部

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