アットホームなお店づくりに励み、心に響く料理を展開するフランス料理店『アンジュジュ』（兵庫県神戸市）。オーナーシェフの下山芳正さんは、提供する食材の魚、肉、有機&無農薬野菜選びに、強いこだわりを持っているという。
アンジュジュ｜下山シェフがフランス料理の道に進んだワケ「業界でNo.１になる」
―店内もオシャレですね。
下山：ありがとうございます。テーブルクロスもオリジナルの柄物を使用し、季節ごとに変えています。カトラリー（ナイフ、フォーク、スプーン）を銀メッキ製のものにしています。
―それはなぜですか？
下山：優雅で華やかだったと言われる、バブル時代（1990年頃）の神戸のフランス料理店を再現したかったからですね。
当時の神戸では、夕方になると大きな花束を持った男性と綺麗な女性が北野坂を登り、夜遅くになると女性が花束を持って坂を下っていた、と言われていました。多くのカップルが結婚記念日等の大切な日にフランス料理店で食事をしていたと言われるほどでした。
―そのような時代が日本にもあったのですね。取り扱う食材にこだわりがありますか？
下山：兵庫県で取れた野菜やヨーロッパの野菜などを仕入れています。お客様に非日常を感じていただきたいので、美味しいものを提供できるように、良い食材を揃えるように心がけています。
―おすすめメニューは何になりますか？
下山：そう言われると大変困るのですが、私が料理長になった時から作り続けているものがあります。それは、「トマトのムース」ですね。昔から食べていただくお客様も、今のお客様も、「下山と言えば、トマトのムース！」と言われています。研究に研究を重ねて進化させ続けているので、ぜひ食べていただきたいですね。
―シェフとして喜びを感じるのは、どのような時ですか？
下山：昔からのお客様にインターネットで私の活動状況を把握していただいていた、ということを知った時に、嬉しくて涙が出そうになりましたね。
―素晴らしいですね。「EeNa」を見て来店されたお客様にサービスがあればお願いします。
下山：食前酒として、スパークリングワイン又はノンアルコールスパークリングワインをサービスさせていただきます。
―ありがとうございます。話は変わりますが、趣味は何となりますか？
下山：サッカーとなります。
―サッカーが仕事に役立つことはありますか？
下山：一生懸命サッカーでプレーをしているせいか、料理中や普段の生活で自信を持って取り組むことができていますね。
―今後の目標を教えてください。
下山：妻と一緒に、幸せな老後を送ることですね。
サッカーのシニア全国大会（50歳以上の部門）で準優勝と3位を経験しました。60歳以上のチームでは、全国制覇を狙います。
―日本一となれるよう、応援しています。最後に、下山さんにとって料理とは何になりますか？
下山：自分が唯一相手のことを真剣に考えて行動できるものとなりますね。 （了）
アンジュジュ
住所：兵庫県神戸市北区日の峰３丁目１−３
電話：０７８−５９５−７６７０
営業時間：１１：３０～１５：００（ラストオーダー １３：００）
１７：３０～２２：００（ラストオーダー ２０：００）
定休日：日曜日、祝日（土曜日はディナーのみの営業）
HP https://angejeu.wixsite.com/angejeu
Facebook
https://www.facebook.com/angejeu/
―プロフィールー
下山芳正
レストラン キングズ アームズ
リゾートトラスト
神戸ポートピアホテル
QBB六甲バター フロマージュ クロ 料理長
ビストロ ポールリカール オーナーシェフ
ビストロ グロスビィズ オーナーシェフ
芦屋プレイバッハ アシャック 総料理長
北野クラブ 副料理長
ラ カーサ ミーオ 総料理長
