マルマン酒店(明治20年創業)|堀井店主がお酒選びで大切にしていること
創業133年。ワイン・日本酒・焼酎専門店の『マルマン酒店』(京都府城陽市)。4代目店主の堀井新作さんは、ドイツワインと日本酒に広く深い知識を持ち、『マルマン酒店』のプライベートブランド「酔香」の企画・開発などを行っている。また、日本全国の酒蔵を飛び回り、プロデューサーとアドバイザーとしても活躍中だ。堀井さんがお酒を選ぶ際に、大切にしていることとは――。
―マルマン酒店は、いつ始まりましたか?
堀井:明治20年(1887年)に創業。始めはお醤油屋でしたね。私の父の代で、現在お店がある「城陽市寺田北山田92-4」で酒販免許を取得しまして、現在に至ります。
―133年の歴史があるお店なのですね。こちらでは主に何を取り扱っていますか?
堀井:多くの地酒とワインを専門に取り扱っています。
―お客様に、どのような方が多いですか?
比率は、飲食店様60%、一般のお客様40%ですね。少しお酒に興味のある方が多いです。
―お酒選びに、どのようなこだわりを持っていますか?
堀井:できる限り、お蔵様に出向いております。理由としましては、そこで培ったノウハウを元にお客様に説明をして、納得を得た上で販売をさせていただきたいからですね。
―素晴らしいこだわりですね。お勧めのお酒を教えてください。
堀井:Shinとプロデュースのお酒ですね。
―堀井さんがお好きなお酒は何になりますか?
堀井:時と場合により変わりますね。お料理を食べながら、酒談義をしながら色々なお酒を飲みます。
―好きな飲み方はありますか?
堀井:季節と何を食べるかによって、飲み方も変わりますね。
―お酒の素晴らしさを教えてください。
堀井:世界に誇るのが日本清酒となります。麹を使って糖分を出し、その後糖化発酵によってアルコールに変える。素晴らしい発酵技術ですね。
―お酒以外のモノも販売されているのですね。具体的に何を扱っていますか?
堀井:お気に入りの食品で、可能な限り自然なモノを選んでいます。
―今後どのようなお店にしていきたいですか?
堀井:良いモノを、これまで通り販売していきたいですね。贅沢品は置きたくありません。最高のモノだけを選び、お客様にお届けいたします。
生産三相。作る人、中に立ってくれる方、できる限りパイプを太く付き合って商いをしたいと思います。
―堀井さんにとって、お酒とは何になりますか?
堀井:私を助けてくれて、お客様と繋いでくれるのが、お酒ですね。
―最後に、今後の目標や夢を教えてください。
堀井:縁を大事にしていきたいです。
マルマン酒店
住所:京都府城陽市寺田北山田92-4
電話:0774-52-3582
HP:http://www.maruman.org/_renew/
―プロフィール―
堀井新作
1949年(昭和24年)12月24日生
ワイン・日本酒・焼酎専門店「マルマン商店」経営(明治20年創業)の4代目店主。
昭和60年(1985)ドイツにて、ドイツ国営ジャーマンワインアカデミーに参加、国営ジャーマンワインアカデミー:プローペ(利き酒)&筆記試験で3位入賞。
「1986年(昭和61年)6月26日開催」
ドイツワイン・インタナショナル ワインコンテスト日本代表選抜大会
近畿大会「6月26日に大阪にて開催」参加者100名:3位入賞「全国大会出場権取得」
「1986年(昭和61)年7月3日開催」
ドイツワイン・インターナショナルコンテスト 全国大会:決勝
全国5地区から全国大会出場権取得者 50名が参加
「全国受験者 600人中8位まで入賞
ドイツワイン・インターナショナルコンテスト日本代表選抜大会 6位入賞。
1992年(平成4年)
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会認定資格「酒匠」を取得。
平成29年(2017年)
一般社団法人日本ドイツワイン協会連合会より「ドイツワイン名誉ケナー」の称号を授与。
ドイツワインと日本酒に造詣が深く、マルマン商店プライベート・ブランド「酔香」の企画をはじめとして、日本全国の酒蔵に赴きプロデュース・助言を行っている。