昭和57年(1982)、京都北山にオープンした洋菓子店のマールブランシュ本店。「西洋菓子の芸術座」をコンセプトに、“本物”の生ケーキを提供することで、マールブランシュは京都を代表する洋菓子店にまで成長したという。今回、マールブランシュが掲げるブランド戦略に迫った。
マールブランシュを運営するのは株式会社ロマンライフ。
広報部の徳本智史さんに回答いただきました。
―マールブランシュ京都北山本店。まるでヨーロッパにいるような優雅な気持ちにさせられます。
徳本：ありがとうございます。「本物のフランス洋菓子店をつくりたい」という想いから、北山通に、高い天井、大きな窓、パティオといった家庭では味わえない空間を作り、色とりどりの洋菓子を揃えています。
―「京都の洋菓子と言えば、『マールブランシュ』」と言われています。どのようにして京都でブランドを定着させてきたのですか?
徳本：お客様に、「京都の洋菓子と言えば、『マールブランシュ』」と思って訪ねていただきたいですからね。現在は、コンセプトを「西洋菓子の芸術座」から「京都クオリティ」へと発展させています。
―コンセプトを、どう発展させてきたのですか？
徳本：美味しさの原点である「素材」にこだわり、京都に根付いた匠の「技」を極めてきました。そして、日本人の求める繊細な「味」を四季と寄り添うおもてなしの心とともにお届けする。それが「京都クオリティ」というマールブランシュの美味しさに対する考え方となります。
創業者の「人に感動を与え、安らぎの時間を楽しんでもらいたい」という想いを受け継ぎ、「京都クオリティ」を届け続けています。
（お濃茶ラングドシャ「茶の菓」）
―大人気の、お濃茶ラングドシャ「茶の菓」について教えてください。
徳本：①パッケージについて…アイボリーに金箔を入れた上品なものに仕上げております。茶畑を表現した茶の菓専用の包装紙でお包みしています。
②製品について…マールブランシュの顔として、国内外で愛されています。美味しさの秘密は、京都ならではの「味と品質」にあります。
―味と品質。非常に気になります。
徳本：使用するお濃茶を、「茶の菓」のために独自調合しています。土質や日照時間、風通しなど、茶畑の環境や気候が違えば採れる茶葉の風味や個性も変わります。性格の異なる山のお茶と川のお茶を茶鑑定士というお茶のプロが最適のバランスでブレンドしています。
そのようにして作られたこだわりの茶葉を、最適の色・味・香りの究極のお濃茶に。シェフの技と五感で、口どけのよいラングドシャに焼き上げ、ミルク感豊かなオリジナルのホワイトチョコレートを挟みました。
（スぺシャリテ「モンブラン」）
―素晴らしいこだわりから生まれた逸品なのですね。他のオススメ商品についても教えてください。
徳本：マールブランシュのスぺシャリテ「モンブラン」となります。
（北山マドレーヌ）
（モンブラン・オートクチュール）
―京都北山本店でのみ購入できる商品もあるのですね。
徳本：北山マドレーヌとモンブラン・オートクチュール(北山本店サロン限定)。ともに北山本店限定の人気商品となります。
―お店のEeNa(ええな)と感じるところを教えてください。
徳本：北山本店は、洋の街並みが特長の北山通りに面しています。お客様に、高い天井、大きな窓、シャンデリアといった華やかな洋の空間を楽しんでいただけると思います。豊富なラインナップの焼き菓子や、本店限定のデザートなどを取り揃えていますので、優雅な時間をお過ごしいただきたいですね。
―店内で飲食をできますか？
徳本：サロン内で可能です。
現在、新型コロナウィルスの影響により、営業時間を短縮して営業しております。
10:00〜18:00（17:30 ラストオーダー）
また、一部メニューを休止させていただいております。
―マールブランシュを、今後どう発展させていきたいですか？
徳本：これまで、中元歳暮などのフォーマルギフトや、ハレの日のアニバーサリーケーキなどの商品に強みがありました。今後は、おやつ菓子やお手土産商品など、全需要対応型のマールブランシュに発展させていきたいですね。
―最後に、お客様にメッセージをお願いします。
徳本：現在、北山本店の会員様限定でデリバリーサービスを行っております（7月末までの予定）。新型コロナウイルスの影響で、まだまだ不安を抱えながらご自宅で過ごしておられる方々に、甘いお菓子を通して少しでも気持ちを和らげていただきたいという想いで始まったサービスとなります。
詳細はこちらをご覧いただければ幸いです。
http://www.malebranche.co.jp/joyful-delivery/
また、新型コロナウイルスの影響により営業時間の短縮、サロンの休業など通常営業とは異なっております。
マールブランシュ京都北山本店
住所：京都府京都市北区北山通植物園北山門前
電話：075-722-3399
HP：
http://www.malebranche.co.jp/
Twitter：
https://twitter.com/malebranche_kyo
Facebook：
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Instagram：
https://www.instagram.com/malebranchekyoto/
株式会社ロマンライフ
http://www.romanlife.co.jp/
【取材】山下大輔
