兵庫に明るい未来を!コロナ禍で行き場のない商品を救済するプロジェクト
5月6日にFacebook内で立ち上がったグループ「コロナ支援 訳あり商品in兵庫」に、1800人以上ものメンバーが集まっている。ここでは、新型コロナの影響を受けて売れ行きが厳しくなった商品の紹介が行われている。緊急事態宣言が解除された今、グループ内では何が起きているのだろうか?立ち上げメンバーの1人となる松山幸祐さんに話を伺ってみた。
―松山さん、コロナ支援グループを立ち上げたきっかけを教えてください。
松山:福岡青年会議所にいる友人が、新型コロナの影響を受けてFacebookで福岡の事業者を支援するグループを立ち上げたのを知り、兵庫版を作ることになりました。私は神戸青年会議所に所属していまして、「まちづくり」や「社会貢献事業」などを行っていたことも、今回の立ち上げのきっかけとなりましたね。
―グループのメンバーに青年会議所の人たちが多いのですか?
松山:メンバーの半分は、兵庫県各地の青年会議所に所属しています。我々は、「少しでも困っている方の力になりたい」と考える方々と一緒に運営をしています。自分の地域を守ることにもなりますからね。
―素晴らしい活動をしているのですね。どのような方々が支援を望まれていますか?
松山:地域を支え続けてきた、商品の生産者や販売業者さんたちとなります。このグループは、ただ商品を割引して安売りをすることだけはしていません。コロナで客足が途絶えて行き場が無くなった商品を、余儀なく廃棄しなければならなくなった方々を支援したいと考えています。
―グループ内にルールはありますか?
松山:グループに参加承認を受けた方々は、「支援者に対して30%以上安い価格で商品を販売すること」が条件となります。ただし今後は、地域の状況に応じて変えていかなければならないですね。
―活動を通じて良かったと思う点はありますか?
松山:多くの仲間に助けられたことで、人と人とのつながりの大切さを再認識できたことですね。また、兵庫県内に非常に多くの支援者の方々がいて、地域の恵みを感じることもできました。
正直、立ち上げ時にかなりの労力を使いました。ですが、お困りの方々が励んでいる姿を目の当たりにしたことで、今まで感じたことがないパワーをいただいています。
一期一会。まさにこの心が、私の活動原点となっています。
―絆が強い団結力を生んでいるのですね。政府や自治体に望むことがあれば教えてください。
松山:緊急事態宣言が解除されましたが、状況が良くなっているとは言えません。机上の空論だけではなく、もっと現場に視線を向けてほしいですね。
―今後の展望をどう考えていますか?
松山:現在は支援をお願いしていますが、今後は状況に応じて『「兵庫県の良さ」や「様々な恵み」を発信していける様なグループにしていきたい』と考えています。
―最後に、この記事を見た人たちに向けてメッセージをお願いします。
松山:まだまだお困りの方が沢山いらっしゃいます。どうか皆様のご支援で、兵庫の未来を守っていきましょう。
お困りの方がいらっしゃいましたら、我々にお声がけ下さい。例えば、パソコンが苦手な方に対してサポートも行います。どうぞ宜しくお願い致します。
Facebook「コロナ支援 訳あり商品in兵庫」
https://www.facebook.com/hyogo/