「スポーツの素晴らしさと未来」コロナ禍を通じて感じたこと
新型コロナウイルスによって、3月以降、人々の生活は大きく変化した。今回、スポーツの素晴らしさと未来について考えてみた。
突如現れた「自粛」
今まで経験したことがない「自粛」というものを政府から要請され、人と人が会う機会が激減した。
自宅にいる時間が増えたことで、テレビやSNSに触れる時間も増加。そしてそれに比例するかのように、飲食の量も増えたという人も多いはず。
先日、久しぶりに会った知人が、別人のように太っていたというケースが何度もあった。
彼らに話を聞くと、「食べて飲んで、すぐ寝てしまう生活が急激に増えた」とのこと。食後にすぐ寝てしまうと、胃の中に入ったものが上手く消化し切れず体脂肪に変わって太ってしまうのだ。太りたくなければ、食べてから3時間は起きておく必要がある。
高まる健康への意識
スポーツジムなどでクラスターによるコロナ感染があったことで、体を動かす、スポーツをする場もかなり制限されてしまった。感染者が減ってきても、リスクを避けるためにジムに行けなくなってしまった人も多い。
「このままではいけない!」という気持ちが強くなったせいか、健康のためにウォーキングやランニングをする人が増加傾向にあるようだ。公園や街中で、必死に腕を振りながら歩いたり走ったりする人を、以前よりも多く目にするようになった。マスクを装着しながら体を動かすことが、健康に良いのか疑問ではあるが。
実際、筆者は長年に渡りサッカーなどの団体スポーツをやってきたが、しばらく離れ、ランニングに多くの時間をかけるようになった。今年の5月に、生まれて初めて1ヶ月で400kmランを達成。また、多くのラン仲間が月間走行距離の自己新記録を成し遂げていた。
スポーツの未来のために
コロナ禍によって大打撃を受けている産業が多く、まだまだ先行きが不透明である中、プロ野球やJリーグが再開された。多くの選手やサポーターが試合への有り難みを感じているようで、熱狂度はかつてない程に上がっている。
一方で不安視されているのが、来年開催予定の東京オリパラだ。「正直、開催は厳しい」という多くの声を聞くし、コロナがしばらく収まりそうもないことを考えると、筆者もそう感じてしまう。
確かに、オリパラは物凄く大事で、そこに全てを懸けている選手や関係者が多い。だが、仮に開催されなかったとしても、そこで終わってほしくない。
スポーツの発展ためには、次世代へ確実にバトンを繋がなければならない。
今こそ、スポーツの未来について真剣に考えていく時なのではないだろうか。
文章・EeNa編集部