【クボタ】全社員のユニフォーム製作を【ミズノ】が手がけたワケ



ミズノは、クボタ(大阪市)の創業130周年記念として新調される従業員用ユニフォームを製作した。今回リニューアルするアイテムは、ブルゾン、パンツ、ポロシャツ、帽子など約12万点で、クボタは2021年6月から着用を開始する。


クボタは1890年に創業し今年で130周年を迎えた。「従業員一人ひとりが快適に作業でき、これまで以上に誇りをもって仕事に取り組んでほしい」という想いを込めて、10年ぶりにユニフォームのリニューアルとなる。  

新ユニフォームは、ミズノ独自の動きやすさを追求したウエア設計や、屋内外における寒暖等の環境変化に対応する機能素材が採用されている。
 

新ユニフォームの設計、素材について
スポーツウエアの開発ノウハウを活用し、身体の動きやすさや汗処理、気温対策などを考慮した設計と素材を採用。作業環境の改善や作業効率の向上を図る。

動きやすさを追求したウエア設計『ダイナモーションフィット』
人間工学に基づいた動作解析によるウエア設計で、作業時の動きやすさを追求。腕の曲げ伸ばしや肩の回旋、足の屈伸動作時の、引きつれや圧迫感を軽減。

気になるニオイ対策『ミズノデオドラント』
ブルゾンとポロシャツの襟元や脇部分、パンツの股部分にニオイの元を分解する『ミズノデオドラント』を採用。ニオイの元となるアンモニア、酢酸、イソ吉草酸を中和分解し、気になるニオイを軽減。

夏の暑さ対策『ベンチレーション』
夏用ブルゾンの両肩前方と背中中央部分、夏用パンツの膝裏部分にベンチレーションと通気性の高いメッシュ素材を配置。衣服内の蒸れた空気を外に逃がし衣服内の快適性を高める。

作業時の快適性を追求した生地
ブルゾンとパンツに制電性とストレッチ性の高い素材を採用。
  
                   
新ユニフォームについて クボタ人事部コメント
株式会社クボタ 人事部 労務厚生グループ 中野氏

「新ユニフォームのデザインはクボタデザインセンターが担当しました。長期にわたり着続けられる親しみの持てるデザインを念頭に、特に工場の従業員は、ご来場者の目に触れる機会が多いので、社員が誇りを持てるようなユニフォームを目指しました。クボタブランドを社内外に渡り効果的にアピールし、優秀な人材の確保や社内の士気を上げたいという想いを込めています。」


■ミズノのワークビジネス
ミズノは、1997年からスポーツ品開発で培った技術や知見を活用した別注の企業ユニフォームを企画・販売する専門部門を設置し、これまで約500社以上に納品している。近年、企業などからの需要を受け、2016年3月からワークシューズを、2018年2月からワークアパレルを本格的に展開。2019年4月にはワークビジネス事業部を新設し、2020年度からは医療、介護、福祉、製造業のワークビジネスに本格参入し、ワークビジネス強化に取り組んでいる。

ミズノお客様相談センター
TEL:0120-320-799


● text by EeNa

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