山口蛍(神戸)、サポーターに勝利を捧げたい!鍵は「ハードワーク」
ヴィッセル神戸は、J1の前節で川崎フロンターレに惜しくも逆転負けを喫した。山口蛍は降格がない今シーズンを戦う中で、チームに「危機感」や「がむしゃらさ」が足りないという。明日のJ1第25節のセレッソ大阪戦に向けて意気込みを明らかにした。(15日のズーム取材にて)
―今のチーム状況をどう見ていますか?
山口:試合が沢山ある中で、最近勝てていないので、めちゃくちゃ良い雰囲気ではないですが、皆やることがはっきりしているので前向きに捉えています。僕自身も勝てば大きく流れが変わると思うので、久しぶりにホームで勝たなければならないと思います。
―古巣のセレッソとは前回、互いに守備の良さが出たと思います。明日はどのような点が鍵になると思いますか?
山口:セレッソは先制点を取ると強いチームなので、まず僕たちが失点をしないことが大事になります。前回のセレッソ戦と同じような戦い方をできれば良いですし、連戦の中でどの選手もしっかりハードワークをして試合に勝てれば良いと思います。
―川崎戦と勝点21差がありますが、この点をどう思いますか?
山口:川崎とはリーグ戦で1分1敗ではありますが、多少手応えのあるゲームができたと思っているので、その中でいかに勝ちに持っていくことができるかが自分達には足りていないことです。
川崎は強いですが、前回の試合のように自分たちが良い形で入っても、それに上手く対応して逆転をする強さが川崎にあります。僕たちもブレずにやっていかなければならないと思います。
リードしている時にもっと状況を見ながら進めることができれば、もっと勝点を取れた試合があると思います。川崎はその点が上手いです。
―先日の試合後にフィンク監督が、川崎との勝点差を見て、「リーグ戦で優勝するのは現実的ではない。ACLに注力し、リーグ戦では若手の力を高めるために使っていきたい」ということを言っていました。選手として、監督の発言に対してどう感じていますか?これから目標をどう設定して臨むのか、難しさもあると思います。
山口:もともと降格がないというシーズンでスタートして、それがどのチームの頭の片隅に置かれて戦っていると思います。負けが混んでいても降格がないという多少の安心感がありますが、そのようなメンタルの部分をなくしていかなければならないと思います。
試合でミスをして負けても、そのミスで降格することもないので、もっと危機感を持った上で毎試合取り組んでいく意識を持っていかないと、駄目だと思います。その意識がないので、あまりピリッとした試合ができていないこともありました。
ACLに照準を合わせていますが、まだ日程が分からないので、優勝どうのこうの、諦めているというのではなく、1試合ずつやっていくことですね。まずはセレッソ戦から勝ちにこだわってやっていきたいです。サポーターの人たちにも勝つ試合を見せられるように、がむしゃらにやって気持ちのこもった試合をしたいですね。
VISSEL KOBE.. https://www.vissel-kobe.co.jp
©️VISSEL KOBE
● text by EeNa