【Fのつぶやき#1】甲子園はなぜ中止に? 〜株式会社F noteより〜

コロナウィルスによる社会経済への多大なる影響は、ここで語るまでも無い事ですが、あらゆるスポーツイベントや音楽関係の事業が中止になり、すでに3ヶ月余りが経とうとしています。緊急事態宣言が解けた事で、プロ野球やJリーグなどが再開の見通しが立てられたのは、明るいニュースです!(株式会社F noteより転送

しかしながら、日本の風物詩でもある甲子園が中止になった事に対して、やはり日本がスポーツ後進国であるが故の事情があるのでは無いでしょうか?


なぜ、プロスポーツが再開出来て学校教育イベントは中止なのでしょう?経済活動が必要なプロスポーツの再開は当然理解できるが、甲子園を夢見てきた球児達の救済を日本の政府は真剣に考えて取り組んでいるのでしょうか?インターハイも同様。それはアマチュアだから?
政府からのお達しがあり、実行員会としては打開策を探るというよりも、従った方が世の流れであり正しいというだけの結論だったと推測します。


地方別に代替大会をという動きもあるようですが、代替大会が開催可能で、なぜ甲子園はダメなのか?『高校球児達に言葉が見つかりません』とか『人生はここで終わりではない』という文字通り人ごとで「軽い」言葉などを目にすると、やはり心苦しくて、どうにかならないのかと考えてしまいます。


私も高校サッカー選手権に2度出場した経験もあり、今の高校3年生の無念さは痛いほどに理解出来る。むしろかける言葉は見つからない、、、
彼らは、人生をかけて、この夏に勝負することを楽しみに、そして切磋琢磨してきました。それも1年とかではなく5年も10年もの長い月日をかけてとてつもない「努力」をしてきたのです。
それを大人達はもっと真剣に捉えるべき。

日本政府は未来ある若者への投資を怠ってきたのでは。それが奇しくもこのパンデミックによって顕になったのでは、、、と私は思うのです。

デジタル化の遅れ、スピーディなプロセス、教育の国際化などなどあげ出したらキリが無いのですが、スポーツを体育と一緒にする事にやはり大きな問題があるのでは無いでしょうか?

文科省の傘下で教育プログラムの一つにしておく事100年超、、、欧米ではスポーツの定義が異なるし、スポーツへの参加意識も異なる。時間のかかる作業ですが、これからのスポーツ産業を発展させるためにも、学校教育との分離を実現しなけばならない。

各競技団体主体でのそれぞれの競技のあり方をもっと模索しなければ、その競技そのものの発展は難しい。

今回のコロナによる様々な影響は誰が悪いという事ではないが、もっと未来開拓を真剣に日本国が取り組んできたら、もう少し違った形があったのではないでしょううか?

これからでも遅くはない。9月入学に変更するなり、夏と春の甲子園を逆転させるなど、もっともっと大人達が知恵を出して、そして是非『夢の舞台』を準備して欲しいと切に願うとともに、自分たちでも何ができるのか模索していきたいと思います。

株式会社F
Web:https://fsports.co.jp
note:https://note.com/fsports

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